プロローグ 「 月の砂漠 」

1 月の沙漠を はるばると  旅の駱駝(らくだ)が ゆきました  金と銀との (くら)置いて  二つならんで ゆきました
2 金の鞍には 銀の
(かめ) 銀の鞍には 金の甕  二つの甕は それぞれに  (ひも)で結んで ありました
3 さきの鞍には 王子様  あとの鞍には お姫様  乗った二人は おそろいの  白い
上衣(うわぎ)を 着てました
4 広い沙漠を ひとすじに  二人はどこへ ゆくのでしょう  (おぼろ)にけぶる 月の夜を  (つい)の駱駝は とぼとぼと
  砂丘を越えて ゆきました  黙って越えて ゆきました


エキゾチックでミスティリアスな物語だと思いませんか?
子供の頃の私はどこかずーっと遠いところを想いながら歌っていましたが、さて?貴方は、・・・・・・・どんな想いで
この「月の砂漠」を歌いましたでしょうか?



*童謡「月の砂漠」は、大正12年(1923)作詞家加藤まさをの詩に、佐々木すぐるが作曲したものです。
 加藤まさをは竹久夢二らと並ぶ抒情家であり、詩・ 小説・歌謡曲等多くの作品を手がけ残しております。
 この詩の舞台は千葉県御宿海岸で、永く記念するために昭和44年7月6日に御宿の砂丘に「月の沙漠記念像」が
 建てられています。
 私達が子供の頃の童謡は以外と作詞作曲者が不明であることが多い中、こんな神秘的な詩を書いた加藤まさをは
 どんな人だったんでしょう? とても興味を抱きます。


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